鶏肉の部位は17種類!?からあげにしておいしい部位別の特徴を知ろう

ご家庭でお店でもおいしくいただける「からあげ」は、今や定番の料理です。どの部位を揚げてもおいしい鶏のからあげですが、鶏のどの部位を食べることが多いでしょうか。今回は定番の鶏モモ肉やムネ肉の特徴、さらにおいしくいただけるそのほかの部位の特徴をまとめました。

おいしい部位別の特徴を知ろう

鶏の部位にはどんなものがある?

鶏の部位は、実はモモ肉やムネ肉など定番なものを含めて、およそ17種類もあります。焼肉屋でも鶏の部位ごとに名前で売られていますが、実際のどこにある部位か分からないといった方もいらっしゃるのではないでしょうか。モモ肉やムネ肉は名前の通り、モモと胸の部分ですが、よく目にする「せせり焼き」のせせりは実は鶏の首のお肉です。鶏は首をよく動かすため、身が引き締まっており、その歯ごたえの良さから人気も高い部位の一つです。

ヘルシーなお肉として人気の「ささみ」もお弁当に入れるからあげとして人気です。ささみもどの部位か知らない方もいらっしゃるかと思いますが、これは鶏の胸の助骨に付いているお肉です。淡白でクセのない味から、鶏肉があまり好きではない方でも食べられる定番の部位の一つといえます。

さらにマイナーな鶏の部位として「サエズリ」があります。さえずりは、この名前から何となく想像できる食道や気道のお肉で、希少部位です。鶏好きの間で人気ですが、この部位は主に焼き鶏の具として使用されることが多いです。

ほかにも心臓部分であるハツやレバー、皮や手羽先、手羽元など、鶏は余すことなくおいしく食べることができる、お肉の中でも最も身近なものといえます。この中でからあげに使用される部位はモモ肉やムネ肉を中心として、手羽先・ずり・とり皮・ぼんじりなどさまざまな種類があります。これらの特徴もこれから詳しく紹介していきます。

モモ肉の特徴

からあげを自宅で作って食べるときに一番使われているのがモモ肉です。脂が少ないことが特徴の鶏肉の中でもほどよく脂がのっており、火を通してもやわらかく食べやすいといった特徴があります。からあげにすることで赤身が引き締まり、さらに脂もほどよく溶けることで、口に入れて噛んだときにジューシーで旨味たっぷりの脂を味わうことができます。自宅で一口大の大きさにカットして食べるときは、脂身と赤身を均一に切り分けることによって味にムラが出さずにおいしく食べることができます。

ムネ肉の特徴

モモ肉に比べて脂が少なく、市場でも安く販売されているムネ肉は家庭の味方です。鶏は首と同様に胸の筋肉もよく動かすため、引き締まって脂身が少ないことが特徴です。引き締まったお肉を油で揚げることによって、サクサクの衣と噛み応えのある食感が美味しいからあげになります。

味の淡白さや火の通り具合、時間が経つと固くなり過ぎてしまう特徴もありますが、細長くカットして揚げることで冷めても食べやすいおつまみのようにもなりますし、からあげに使用するタレの味付けを変えることによって、多種多様な楽しみ方ができるのも魅力の一つです。

手羽先やその他のから揚げもおいしい

手羽先や手羽元など「手羽」がついた部位も多い鶏ですが、手羽とは羽の部分のことです。部位によってまったく違う味わいがあり、その中でも手羽先のからあげはゼラチンと脂肪が多く含まれている部位です。

手羽先のからあげは一般的に油で揚げたあとにタレを塗り、塩・胡椒などの調味料で味付けします。パリパリとした食感が特徴で、スパイスの強さによっても味が変わります。濃い味付けが多く、主にお酒のつまみとして愛されています。また、手羽先のからあげは愛知県名古屋市では有名で「うみゃー手羽」という言葉もあるほど人気があります。

鶏の尻尾の部分にあたる「ぼんじり」と呼ばれるお肉は、鶏からわずかの量しか取れない希少な部位です。筋肉が発達している部分なので旨味が強く、さらに脂ものっているため食べやすい部位となります。このぼんじりは希少な部位だからこそ、からあげとして販売しているところは珍しいものです。もし、ぼんじりのからあげを見かけたらぜひ買って食べたい部位でもあります。

そしてさらに珍しいからあげとして「砂ずり」があります。砂ずりと聞いてパッと思い付かない方も多いのではないでしょうか。砂ずりとは、九州地方で使われる呼び方で、一般的には「砂肝」のことを指します。砂肝といえば、スーパーでも100gを100円以下で購入できるくらい安く、お酒を飲まない人には敬遠されがちな部位です。

それでも実は、からあげにすると旨味が強く引き立ち、コリコリとしており、ほかのからあげとは全く違った食感を楽しめる部位なのです。旨味が強い分、味付けは塩のみなどシンプルでもおいしくいただけます。自宅でも手軽に作れますので、食べたことがない方はぜひお試しください。

まとめ

およそ17種類もある鶏の部位ですが、からあげに使用できる部位も意外と多く、どれもおいしく食べることができます。揚げ物料理は油が跳ねるため敬遠される方も多いですが、居酒屋やレストランでも気軽にからあげをいただくことができるので、久しく食べていない方はぜひともおいしいからあげを食べに出かけてみてはいかがでしょうか。

また「大分からあげ たかだ屋」は、より多くの方にからあげを楽しんでもらうため、通信販売も行っております。今回ご紹介したぼんじりや砂ずりといった珍しいからあげも販売していますので、からあげ専門店のからあげを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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